Windows環境でgoreleaserを使用してGitHubにデプロイしてみた
前書き
どうもです。
以前Ubuntu環境でgoreleaserを使用してGitHubにデプロイする作業について記事を作成しましたが、今回はそれのWindows環境版です。
前の記事については下記を参照してください。 http://usernameon666.hatenablog.com/entry/2017/10/08/125842
やってることはほとんど同じですが、デプロイのスクリプトをbashでやってるかPowerShellでやってるかという違いだけですね。
開発環境
項目 | 値 |
---|---|
OS | Windows 10 Home |
Go version | 1.9.2 |
使用スクリプト | PowerShell |
成果物
game-manager
ゲームのプレイ時間を記録してCSVファイルとして保存するTUIアプリ
わざわざ作るほどのものでもないのですが、まぁ勉強用ということで...
同様のゲームのプレイ時間が把握できるもので僕が使用したことがあるのは
SteamやMoeL2などがあったのですが、あれと同じようなもので
ターミナル上で動作するものを作成してみたかったんです。
「みんなのGo言語」に登場したtermbox-goとHOME配下のconfigフォルダにデータを格納する手順を勉強するために作成しました。
リリース手順
GitHubにリポジトリの作成
今回は下記の通り game-manager というリポジトリを作成しました。 https://github.com/jiro4989/game-manager
GoReleaserの設定ファイルの作成
.goreleaserという設定ファイルを$env:GOPATH/src/game-manager配下に作成します。
PS C:\Users\username\go\src\game-manager> pwd Path ---- C:\Users\username\go\src\game-manager PS C:\Users\username\go\src\game-manager> ls ディレクトリ: C:\Users\username\go\src\game-manager Mode LastWriteTime Length Name ---- ------------- ------ ---- d----- 2017/12/24 20:05 data d----- 2017/12/24 20:55 dist d----- 2017/12/24 19:59 game d----- 2017/12/24 20:51 res d----- 2017/12/24 20:54 script -a---- 2017/12/24 20:48 19 .gitignore -a---- 2017/12/24 20:22 322 .goreleaser.yml -a---- 2017/12/24 20:04 5082 game-manager.go -a---- 2017/12/23 5:53 622 README.md
.goreleaserに設定を記入
.goreleaser.ymlの中身を下記の通りにする。
builds: - binary: game-manager goos: - windows - darwin - linux goarch: - amd64 - 386 archive: format: tar.gz replacements: amd64: 64-bit darwin: mac linux: linux name_template: "{{ .ProjectName }}_{{ .Os }}_{{ .Arch }}" files: - README.md
デプロイスクリプトを作成
$env:GOPATH\src\game-manager\script
に下記の内容のデプロイ用のPowerShellスクリプト"deploy.ps1"を作成します。
※別にスクリプトを作成しないといけないわけではないです。
git tag $args[0] $env:GITHUB_TOKEN = cat ".\res\token.txt" goreleaser --rm-dist go install
GitHubのアクセストークンを配置
$env:GOPATH\src\game-manager\res\token.txt
というテキストファイルを作成して、GitHubのアクセストークンを貼り付けます。
あんまりこういう運用方法って良くないと思いますけれど、まぁ個人で行う分には気にしないことにしています。
.gitignoreを作成する
デプロイするバイナリとtoken.txtがリポジトリ上に見えてしまうとまずいので それらを除外するように設定します。
.gitignoreの中身は下記のとおりです。
配置するパスは$env:GOPATH\src\game-manager
です。
token.txt /dist/
スクリプトを実行する
下記のパスがカレントディレクトリであることを確認します。
PS C:\Users\username\go\src\game-manager> pwd Path ---- C:\Users\username\go\src\game-manager
下記のコマンドを実行します。
.\script\deploy.ps1 v1.0.0
※v1.0.0はタグ情報になるので、アップデートするたびに番号を更新する必要があります。
あとはひたすら待機...
※PowerShell環境だと、制御コードがむき出しで表示されてパッと見バグったか失敗したように見えることがありますが、正常に動いているので、信じて待ちます。
リリースの確認
GitHubのリリースページを確認しにいきます。 https://github.com/jiro4989/game-manager/releases
Goの正規表現を少し使う
前書き
Go言語の正規表現はあまり早くないらしいので、 なるべくstringsパッケージの関数を使って文字列を扱うほうが パフォーマンスが良いという話をよく聞きます。
とはいえ、正規表現をどうしても使いたくなるときはありますし、 そこまで速度が重要でないときや、使用頻度が低いときは パパッと使って問題解決したほうが良いと考えているので regexpでよく使いそうなものを調べてテストしました。
そもそも速度が求められない状況ならPythonとかLLでよくない? とか言われそうですが...
よく使いそう、の判断基準は、 僕が普段Pythonでテキストを処理するときに よく使ったもの、というだけで、完全に主観です。
目次
コード
以下はPythonとGoの正規表現のコードです。 使用したものは下記の5つの機能です。
所感
基本的には一緒でしたが、後方参照の部分での指定で結果が変わったのが気がかりです。
全角空白を含む、名前の間の空白文字をGo言語では\sで認識できない?
まだ詳細を調べてはいませんが、気をつけないといけなさそうです。
漫画を読むためのHTMLを生成するツール
どうもです。
最近自宅でも会社でもコードを書かない状態が続いていたので、 簡単なツールを作成しました。
内容は漫画を読むためのHTMLを生成するツールです。
Releaseページに実行ファイルと必要なファイルを配置しています。
GitHub - jiro4989/genidx: 漫画を読むためのHTMLを生成するツール
探さなくても誰かがきっとやっているような内容ですが、リハビリということで...
目次
見た目
見た目は以下のような感じです。
※漫画は「うぶんちゅ!」という 瀬尾浩史 さんの漫画です。
http://www.aerialline.com/comics/ubunchu/
使い方
漫画の存在するディレクトリにgenidex.exeとtemplate.htmlを配置してgenidx.exeを実行 するだけです。
技術要素
Go言語では、html/templateパッケージを利用して、 カレントディレクトリ配下の漫画を読めるリンクをHTMLの中に埋め込むだけです。 そんなに難しいことはしてません。
JSは生のJSをガリガリと。 画像の切り替えやショートカットキーの追加程度ですが。
CSSは簡単なアニメーションと、target要素を利用した縦タブを実装。 ちょろっとだけ影も装飾して、すこしだけ雰囲気づけもしています。
所感
HTMLテンプレートにGo言語で値を埋め込む方法の勉強になりました。
ただ、やっぱり書いていて思うことは、 書き捨てるようなコードでパパっとかくならPythonのほうが絶対いいなぁと感じました。
LL言語なみに短いコードになる、という話を聞いていましたが、個人的にはPythonのほう がはるかに楽だと感じました。
やはり適材適所と言いますが、実装を早くするか、実行速度を早くするかで、 使い分けないといけなさそうですね。
Go言語でクロスコンパイルした実行ファイルをGitHubにリリースしてみた
前書き
せっかく作ったツールなので、いろんな環境用に実行ファイルを生成して、 GitHubからダウンロードできるようにしたいと考える人は多いと思います。
幸いにもGo言語は標準でクロスコンパイルをサポートしてくれています。 ちょろっとシェルスクリプトを書くだけで、一発で異なる環境用の実行ファイルを作成で きます。 問題は、それを公開する方法です。
僕は今までDropboxで配布していましたが、 なんというか、すごく古臭いやりかたなイメージ。 それとGitHubのリリース機能を今まで使ったことがなかったので、 これを機会に少しだけリリース機能を使ってみよう、という趣旨です。
今回はGo言語で書かれたソースからリリースするためのツールの GoReleaseというサードパーティ製のツールを利用して、リ リースしてみます。
今回の成果物
作成したリポジトリ GitHub - jiro4989/md4pt: マークダウンのテキストをプレーンテキストで表示したときに読みやすく整形
リリースした実行ファイル Releases · jiro4989/md4pt · GitHub
環境
項目 | 内容 |
---|---|
OS | Ubuntu Gnome 17.04 |
Go言語 | 1.9 |
プロセッサ | Intel(R) Core(TM) i7-3667U CPU @ 2.00GHz |
メモリ | 8GB RAM |
僕の今までのやり方
今回Go言語で書いたツールを配布するまでは、 Javaでツールを書いてDropboxにアップしていました。
今回はビルドまでの手順はやりましたが、 実際にはGo言語の手動リリースはやっていません。
今回リリースを初めて行ったのですが、 JARのときと同じ手順でやっていたこうなっていただろう、という想定で書いています。
お手製ビルド
まずベタな方法としては、下記のようなシェルスクリプトを書いて複数の実行ファイルを 生成することだと思います。 最初、僕は下記の方法でやろうとしていました。
#!/bin/bash # -*- coding: utf-8 -*- set -eux mainsrc=./md4pt.go dirname=./dist if [ -e $dirname ]; then : $dirname is exist else mkdir $dirname fi GOOS=linux GOARCH=amd64 go build -o $dirname/md4pt_linux $mainsrc GOOS=darwin GOARCH=amd64 go build -o $dirname/md4pt_mac $mainsrc GOOS=windows GOARCH=amd64 go build -o $dirname/md4pt_win.exe $mainsrc ls $dirname : build completed
Dropboxにリリース
手動ビルドした後は、実行ファイルをzipかtar.gzで圧縮して公開します。 今回のようなクロスコンパイルの場合でしたら、下記のようなシェルスクリプトになると 思います。
前提として、環境にDropboxのディレクトリを同期して置く必要が有ります。 すると、Dropboxディレクトリに配置したものが、Web上のDropboxにも適用されるように なります。
#!/bin/bash # -*- coding: utf-8 -*- set -eux bins=`ls -d dist/*` for b in $bins; do gzfile="${b}.tar.gz" tar czf $gzfile $b README.md mv $gzfile ~/Dropbox/tools/ done
全体の自動化
手動ビルドの節で使用したスクリプトをbuild.sh 手動リリースの節で使用したスクリプトをrelease.sh とすると、ソースの編集がおわって一気にビルドしてリリースするなら下記のようなスク リプトを実行します。
#!/bin/bash # -*- coding: utf-8 -*- set -eux ./build.sh ./release.sh
一応、リリース作業自体は自動化できました。 でもバージョン管理などの観点からあまり良くないと思います。
よって、GitHubにリリースする方法に移行します。
GoReleaseを使ってGitHubにリリース
Gitにリポジトリを作成
中身はすっからかんでいいのでリポジトリを作成。
今回はmd4pt というリポジトリを作成して、実際にリリースしました。
GoReleaseのインストール
go get github.com/goreleaser/goreleaser
GoReleaseの設定ファイルの作成(.goreleaser.yml)
Goのリポジトリのルートディレクトリに.goreleaser.ymlを作成します。 内容は下記。
builds: - binary: md4pt goos: - windows - darwin - linux goarch: - amd64 - 386 archive: format: tar.gz replacements: amd64: 64-bit darwin: mac linux: linux name_template: "{{ .ProjectName }}_{{ .Os }}_{{ .Arch }}" files: - README.md
リリース用のスクリプトの作成
.gitignoreに下記の内容を記述
token.txt /dist/
名前は何でも良いですが、release.shという名前で 下記の内容のシェルスクリプトを作成。
#!/bin/bash # -*- coding: utf-8 -*- set -eux : $1 git tag $1 GITHUB_TOKEN=`cat token.txt` goreleaser --rm-dist
token.txtというのは、 GitHubのSettings -> Personal access tokensの項目で作成するキーのみを書いたテキ ストファイルです。
https://github.com/settings/tokens
tokenは他の人に知られてはいけないので、シェルスクリプト本体に含めないようにする 必要がありました。
しかし、毎回コマンドラインから入力するのも面倒だし、履歴からたどるのも面倒だったので、 .gitignoreにtoken.txtを書いておいて、catして埋め込むようにしました。
git push
gitに最新のデータをpushします。
git remote add origin $URL git add . git commit -m "init commit" git push origin master
リリースの実行
コマンドラインから以下のコマンドを実行します。
./release.sh v0.0.1
これで、GitHubの指定のリポジトリのリリースにv0.0.1タグでリリースされています。
まとめ
Go言語のクロスコンパイルとリリース作業の自動化を行いました。
Go言語は、Pythonでのpip, Rubyでのgemと同様の、サードパーティ製のライブラリやツー ルを容易に導入できる機能を標準でサポートしています。
このことにより、容易に成果物をWebに公開できました。 今後はこの方法でリリース作業を行っていこうと思います。
Go言語 学習メモ03 - 総当り組み合わせ二次元配列の作成
前書き
どうもです、次郎です。
有給とってGo言語の学習してました。
以前Pythonの記事で紹介したツールの移植がほぼ完了して、今はドキュメントの整備と設 定ファイル編集ツールの作成をしています。
実際ツールを作成するとなったら、いろんな仕様を駆使しないといけないので、 ツール作成を学習に利用するという試みは結構成功だったなぁと。 ある程度使えるようになったらEffective GOとかも買わないとか考えてます。
ということで、今回はそんなツールの中で実装した、総当り組み合わせの実装につ いてメモします。
注意
二次元配列、と書いてますけれど実際はスライスです。
二次元スライスという読みが奇妙なので、ここでは二次元配列と呼びます。
目次
目的
ゲーム用のキャライラストを作成するときに、イラストの差分を用意することがあると思います。
差分の用意は人によってまちまちで、いろんなタイプがあると思います。 表情のみ変える方もいれば、ポーズごと変える方もいると思います。
主な差分は目、眉、口とかでしょうか。
あるいは、それらを組み合わせた顔をまるごと置き換える感じでしょうか。
たとえば以下のような感じの二次元配列です。
[ ["eye1", "mosue1", "eyebrows1"] ,["eye1", "mosue1", "eyebrows2"] ,["eye1", "mosue1", "eyebrows3"] ,["eye1", "mosue2", "eyebrows1"] ,["eye1", "mosue2", "eyebrows2"] ,["eye1", "mosue2", "eyebrows3"] ,["eye1", "mosue3", "eyebrows1"] ,["eye1", "mosue3", "eyebrows2"] ,["eye1", "mosue3", "eyebrows3"] ]
これらのうち、あとから口の差分が増えたり、オプションとしてメガネとか猫耳とか尻尾とか
組み合わせの要素が増えたときに、差分画像が一気に増えます。
また、差分の修正が発生したときに組み合わせ直す作業が面倒です。
配布するためにZip圧縮し直す必要もあります。
僕の場合は表情のみ変えるタイプの人なのですが、その表情の差分用意が非常にめんどくさかったので、 それの自動化を行う上で、総当り組み合わせを適用した二次元配列を作成する必要がありました。
今回のコードではそれを実装したものになります。
コード
// 画像組み合わせを保持するための二次元配列patternListに対して、 // 総当り組み合わせの配列を追加する。 // usage: // SetImagePatten(&patternList, nil, images, 0) func SetImagePatten(patternList *[][]image.Image, pattern []image.Image, imgArr [][]image.Image, index int) { if len(imgArr) <= index { p := make([]image.Image, len(pattern)) // リターン先で値が更新されてしまうので、 // コピーをスライスに追加する copy(p, pattern) *patternList = append(*patternList, p) return } if index == 0 { pattern = make([]image.Image, 0) } for _, v := range imgArr[index] { pattern = append(pattern, v) SetImagePatten(patternList, pattern, imgArr, index+1) pattern = pattern[:len(pattern)-1] } }
この再起関数を利用しているCLIツールのコード全体は下記。
https://github.com/jiro4989/igen
実装面での工夫点
今回の総当り組み合わせで使ったテクニックは下記のとおりです。
- 再起関数
- スライス
- ポインタ
- rangeループ
再起関数
今回、画像の総当り組み合わせを実装する上で、forループによる愚直な実装は絶対に嫌 でした。
というのも、柔軟性が失われる上に要素が増えたときに対応できないからです。
下記はPythonで実装したときに、画像の総当り組み合わせを実装したコードです。
others = pattern['others'] if others != None: i = 8 for eyes in others['eye']: eye = eyes['name'] for eyebrows in eyes['eyebrows']: for mouse in others['mouse']: i += 1 baseimg = Image.open(f'{imgdir}/{base}.{ext}').convert(colormodel) processing_image(i, out_formatter, outdir, imgdir, ext, opt, baseimg, eyebrows, eye, mouse)
上記のコードでは、組み合わせのリストを生成するのではなくて、もう直接画像ファイル を開いて操作しているので、見てくれは全然違いますが、やっていることは同じです。
こういうのの実装には多分再起関数が有用なのだろと考えたので、苦手な再起関数に挑戦
しました。
ちなみに、最初にPythonで再起関数を作成してからGoで書き直すって感じで実装しました
。
コードのテストをするのにもやっぱりPython楽ですからねー。
Pythonで実装したコードを貼り付けようと思ったらどうも間違えて消してしまったみたい です。もったいない... orz
スライス
JavaやPythonでいうところのリストです。 下記のような感じで宣言します。
sl := make([]int, 0) // または var sl = []int
配列の宣言の要素数を省略するとスライスとして扱われるようです。
というか、スライス自体は配列のポインタなので、見ているものは配列と同じだそうです
。
http://golang.jp/go_spec#Slice_types
ハマったところ
makeで要素数を最初に指定すると、ゼロ初期化された値が格納された状態で初期化される 。
コード
sl := make([]int, 5) fmt.Println(sl) sl = append(sl, 1) fmt.Println(sl)
結果
[0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 1]
JavaだとListを宣言するときに、事前に要素数がわかっているときは
List<Integer> list = new ArrayList<>(5);
って宣言してからaddするほうが高速に動作するので、その癖をGoでやったらはまった...
どうようのことをGoでやる方法がわからないので、とりあえず空スライスとして宣言する
ように実装しています。
それはさておいて、
Javaだとlist.add(elem)
で
Pythonだとlist.append(elem)
で
Goだとsl = append(sl, elem)
で、
とごちゃごちゃになってきますね...
ポインタ
func SetImagePatten(patternList *[][]image.Image, pattern []image.Image, imgArr [][]image.Image, index int) {
patternList *[][]image.Image
がそれですね。
この再起関数自体は戻り値を持たずに、引数で渡されたポインタの参照先の要素を変更す
ることで、値を変更しています。
ポインタを使うときは、関数の引数で型の前に*をつけて、呼び出し側で&を使うみたい です。
// 関数定義 func f(x *int) { *x = 1 } // 関数呼び出し x := 0 f(&x) fmt.Println(x)
大学のC言語の勉強のときにやったような記憶があるくらいでまともに使うのは今回が初
めてです。
Javaの参照渡しと似てるけれど、具体的に何が違うんだろう...
rangeループ
for _, v := range imgArr[index] { pattern = append(pattern, v) SetImagePatten(patternList, pattern, imgArr, index+1) pattern = pattern[:len(pattern)-1] }
Javaの拡張for文、Pythonのinループと同じですね。 基本的にループをintカウンタで回してインデックスで要素を取得する方法は嫌いなので 、forループはほとんどこちらを利用してます。 もとの要素を変更する必要があるときだけカウンタを使います。
今回はインデックスが不要なので一つ目の要素は_で握り潰しています。
地味にこのインデックスと一緒にループって便利なんですよね。
Javaだと拡張for文でインデックスが欲しくなったらわざわざループの外で変数を宣言し
ないといけないので。
まとめ
ということで、今回再起関数を実装するに当たって、いろんなGo言語の機能を利用しまし た。
少し複雑な処理を実装するとなると、一気に勉強量が増えて大変ですが、多分自分にはこ の方法が一番身につきやすいです。モチベーション維持にも効果的ですし。
Go言語 学習メモ02 - vimでの開発環境構築
どうもです。次郎です。
やっと休みになったので、 VimでGo言語を開発するためにやったメモを残します。
目次
セットアップ環境
Linux Mint 18.2 Mate
セットアップ
書式設定
僕のVimの環境では、インデントの設定に下記の設定をしています。
- タブ文字を半角スペースに置換
- タブ文字の文字幅は2文字
Go言語のgo fmt
で自動整形されるとき、インデントはタブ文字で行われます。そこはGo
言語の習わしに合わせるようにしたほうがよいので、Go言語だけ異なる設定になるように
、vimの設定を追加します。
set noexpandtab set tabstop=4 set shiftwidth=4 inorea iferr if err != nil {<CR>fmt.Println(err)<CR>os.Exit(1)<CR>}<ESC>
上記の設定を$HOME/.vim/vimfiles/after/ftplugin/go.vim
のファイルに記述します。
iferrは、Goだと頻繁に発生するerr処理のためのスニペットです。個人利用する分だと、 err処理はos.Exit(1)で十分だと思ったので。
GOPATH環境変数を追加
$HOME/.bashrc
にGOPATHを追加します。
go getで追加されるパッケージはここに追加されます。
export GOPATH=$HOME/.go
gocodeのインストール
以下のコマンドをターミナルで実行します。
go get github.com/nsf/gocode
実行が終わると$HOME/.go
の配下にインストールされます。
vimプラグイン設定の追加
.vimrcにプラグイン読み込みの設定を追加します。
僕の環境では dein.vim を使用しているので、deinのコマンドを記述します。
call dein#add('fatih/vim-go') call dein#add('vim-jp/vim-go-extra')
上記をdeinの設定の箇所に追加してvimを起動しなおします。
次にvimのコマンドで
:GoInstallBinaries
を実行します。
処理が完了したら、下記の設定を.vimrcに追加します。
exe "set rtp+=".globpath($GOPATH, "src/github.com/nsf/gocode/vim")
結果
:Godoc packagename でドキュメントを読むことができませんでしたが、関数の補完や、 ファイル保存時に自動で整形、インポート追加が実行できることを確認しました。これで Go開発をスムーズに進められそうです。
参考リンク
Go言語 学習メモ01
とりあえずGo言語の学習をしてみることにしました。
情報を集めるのに結構苦労してるので、備忘録と作業メモを兼ねて、 何をやったのかを随時記録していこうと思います。
目次
Go環境構築
#!/bin/bash # -*- coding: utf-8 -*- sudo apt-get install -y golang sudo apt-get install libgtk2.0-dev libglib2.0-dev libgtksourceview2.0-dev -y go get github.com/mattn/go-gtk/gtk go install github.com/mattn/go-gtk/gtk
上記のスクリプトを実行。 GUIも使えるようになりたくてgo-gtkをインストールするも、 JavaFXみたいなGUIエディタがなくてひとまず保留。
インストールしたのはバージョン1.6.2です。
$ go version go version go1.6.2 linux/amd64
公式を見に行ったら最新バージョンは1.9でした。 早めにバージョンアップしようと思います。
Hello World
package main import "fmt" func main() { fmt.Println("Hello World") }
まずはこれがないと始まらないですよね。
コマンドライン引数を使う
CLIツールを作るならこれができないと話にならない。
package main import ( "fmt" "os" "flag" ) func main() { fmt.Println("os.Args : ", os.Args) //fmt.Println("os.Args[0] : ", os.Args[0]) //fmt.Println("os.Args[1] : ", os.Args[1]) i := flag.Int("intvar", 0, "help msg") s := flag.String("strvar", "hoge", "help msg") flag.Parse() fmt.Println("flag.Args() : ", flag.Args()) fmt.Println("i : ", *i) fmt.Println("s : ", *s) }
コマンドライン引数を扱う方法は2種類あるみたい。
参考サイト : http://qiita.com/uokada/items/f0e069a751679dcf616d
os.Args
os.Argsは普通のコマンドライン引数っぽい。 pythonでいうsys.argvと同じ感じです。
第1引数(Args[0])にはスクリプト自身が格納されているようで、 入力した値は第2引数(Args[1])から使う感じですね。
$ go run args.go -intvar 1 -strvar aaa os.Args : [/tmp/go-build513703329/command-line-arguments/_obj/exe/args -intvar 1 -strvar aaa] os.Args[0] : /tmp/go-build513703329/command-line-arguments/_obj/exe/args os.Args[1] : -intvar flag.Args() : [] i : 1 s : aaa
flag.Args()
pythonでいうargparse.ArgumentParser()と同じ感じです。 オプション名とデフォルト値、ヘルプメッセージを設定できます。
こちらの場合はflag.Parse()を実行しないと、引数が渡されていないように振る舞うため 、引数を渡してもデフォルト値で初期化されるみたいです。
一瞬悩んだのは、引数で渡された値を使うときはポインタとして使わないといけない点で す。
$ go run args.go 1 2 3 os.Args : [/tmp/go-build676071249/command-line-arguments/_obj/exe/args 1 2 3] os.Args[0] : /tmp/go-build676071249/command-line-arguments/_obj/exe/args os.Args[1] : 1 flas.Args() : [] i : 0xc82000e2c8 # ←ここ s : 0xc82000e3b0 # ←ここ
普通に変数名を指定して使おうとしたらアドレスが表示されて「うん?」ってなりました 。*varnameって感じで指定しないといけないんですねー。
そもそもポインタを使わないといけない言語に触るのが随分ぶりなので、違和感バリバリ です。
ひとまず、コマンドライン引数を使うときは、flag.Args()を使っておけばよい感じです かね。
:= って何?
ここでちょっと疑問。 := っていう不思議な代入式が何なのか気になりました。
package main import "fmt" func main() { var i = 1 j := 2 fmt.Println(i) fmt.Println(j) }
こんなコードを動かしても普通に動いたのでなんでだろう? と思ってググったらどうもローカル変数にのみ使える記法だそうです。
参考サイト : http://www.geocities.jp/m_hiroi/golang/abcgo01.html
:= をグローバルスコープにかいてみる
ソースコード
package main import "fmt" a := 3 func main() { var i = 1 j := 2 fmt.Println(i) fmt.Println(j) fmt.Println(a) }
実行結果
$ go run var.go # command-line-arguments ./var.go:5: syntax error: non-declaration statement outside function body
つまり、varで変数を定義してあればグローバル変数で、:=で変数を定義してあればロー カル変数、って感じでコードを読み解くためにある記法...、ということなのでしょうか ...
単純に人間が読みやすいようにするために導入されてるなら、インデントなりスコープな りで判断がつく気がするので、何かしら他の役割もあるってことなのでしょうか。
おいおい調べようと思います。
その他
端末で go fmt と入力すると、実行したカレントディレクトリ内のgoファイルが整形される。 これ結構便利ですね。
試しに下記のコードをgo fmtしてみました。
package main import "fmt" func main() { tmpvar := 1 // int var hyperverylongvarname := "very long string" // string var var tmptmpvar string // var test if ( true ) { fmt.Println("true") } }
結果は、下記のようになってました。
package main import "fmt" func main() { tmpvar := 1 // int var hyperverylongvarname := "very long string" // string var var tmptmpvar string // var test if true { fmt.Println("true") } }
変更されていたのは下記の部分です。
- 半角スペースインデントをタブインデントに
- インラインコメントの桁
- 不要な ( ) の削除
- { に改行を挿入
結構これって重要な機能だと思います。
僕は半角スペースでインデントする人ですけれど、 どっちかに統一するのって結構大変なので、 プログラムが勝手に整えてくれるのは大助かりです。
まとめ
今回はGoをLinuxMint環境にインストールして、 シンプルな標準出力とコマンドライン引数を使う方法を学習しました。
シンプルな仕様といっても覚えないといけないことはたくさんありますね。 地道に学習していこうと思います。
Go言語の勉強をする目的は、Pythonでかいた画像処理スクリプトを Python実行環境のないWindows環境用に配布するためです。
なので、なるべく早いうちに画像処理系の機能の使い方を学習しようと思っています。
以上です。